二重埋没法の手術法
- 座位の状態で、プジーで上まぶたを押して、仮の二重を作ります。
- 十分検討し、ライン予定線をデザインします。
- 次に仰臥位になり、二重の幅に左右差がないように、メジャーで正確に計り二重のラインを確定します。ほとんどの場合、最初のデザイン通りのライン幅になります。
- 目薬の麻酔をします。糸で留める部位に上まぶたの表側から局所麻酔を行います。上まぶたの裏側からも局所麻酔を行います。
- 希望のラインに沿って極細ナイロン糸で2本ずつ留めます。瞼の状態により3点またはそれ以上のポイントで埋没法固定を行う場合もあります。
- 上まぶたに糸を通した後、まばたきをしてラインがきれいにできあがっているのを確認します。
- まぶたの裏に糸が出ていないかを確認して二重埋没法の手術は終了です。
二重ライン設定の注意事項
- 無理なラインを設定すると、目が開き難くなることがあります。
- ライン設定を間違えると、食い込みが酷くなることがあります。
- 目の開き方を考慮しないと、術後、目の大きさに左右差を生じることがあります。
二重埋没法
術前
術後6日目
20歳、女性。二重埋没法
症例経過:スッピンだと、元気が無く暗い印象を受けるので、長期にアイプチを使ってメイクをしていた症例です。アイプチ皮膚炎を併発して、上まぶたに何本ものシワが出てきたために、限界と思い、二重の手術を希望されました。二重埋没法によりラインを1本にまとめ、魅力的な目を作りました。
症例解説:長期にアイプチを行っている方は、アイプチ皮膚炎を起こすことが多く、上まぶたがガサガサになり、何本もシワが出現します。二重埋没法によりラインをまとめてスッキリすることができます。二重埋没法には、無理なライン設定にすると、目が開き難くなったり、食い込みが酷くなったりするデメリットやリスクがあります。術前には十分検討した上で、ラインを決定することが重要になります。